スタッフコラム 白黒つけないパンダ日記
013 本ブーム
本がすごい好きなわけではないのかもだが、時に訪れる本ブーム。
2時くらい前に、薄明るい寂れたスナックを改装した喫茶店のカウンターで
原田マハさんの『キネマの神様』を読んでいた時、一気に吸い込まれ、息をするのを忘れた。
まるで映画の世界にいるような、そんな瞬間移動を味わった。
はたまた店を出れば、また現実世界。
まるで移動式映画館ではないか!
そのことに気づいてからはなんだか気持ちが浮き足立った。
本を読むときにはある程度気力が必要で、
どうも不足している時はなかなか進まない。
それでもたまに訪れる読書ブームで得た言葉たちにしばし救われ、
そして、いつのまにかその言葉を忘れている
うっかりパンダでした。